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乳がん早期発見のために

更新日:4月12日


30歳台から増え、忙しい世代を襲う乳がん。完全に予防することは難しく、誰もがなる可能性があるから、早期発見が大切です。


Close-up view of a breast cancer awareness ribbon



日本では、毎年約9万人が乳がんと診断され、年々増加しています。避けられないからこそ、最小限の治療の負担で、早く日常に戻ってほしい。そんな思いから、乳がんの早期発見に向けて必要な情報、ありがちな誤解についてまとめました。


乳がんのリスク要因


乳がんのリスク要因は多岐にわたり、家族歴遺伝子変異ホルモン療法生活習慣などがあげられますが、これをやっているから大丈夫、というものはありません。

また、それらのリスクがない方でも罹患することがあります。自分もなるかも、と思って、早期に発見できる生活習慣が大切です。


乳がんの症状


乳がんの初期段階では、以下のような兆候があれば注意が必要です。


  • しこり: 乳房にしこりや硬い塊が感じられることがあります。

  • 乳頭の変化: 乳頭からの血液の混じった分泌物や、乳頭の形状の変化が見られることがあります。

  • 皮膚の変化: 乳房の皮膚が赤くなったり、凹んだりすることがあります。

  • 腋の下のしこり: 腋の下にしこりができることもあります。


これらの症状が見られた場合は、早めに医療機関(乳腺科、婦人科とは異なります)を受診することが重要です。

ただ、初期の段階では、症状がない事もあるので、『普段と違う』と思ったら、受診しましょう。

痛みは、乳がんにより起こることは稀です。ほとんどの場合心配する必要はありませんが、持続する場合は医療機関に相談しましょう。


ブレストアウェアネスの重要性


日本人は高濃度乳房(マンモグラフィで白く映る、乳腺の濃度が高い)の方が多いとされ、この乳房の方は、マンモグラフィでの発見が難しくなると言われます。また検診対象外の世代や、検診と検診の間に乳がんになる方もいて、検診だけでは十分とは言えません。乳房を意識し、何か変化があれば早めに乳腺科を受診することが大切です。


初めはわかりにくいかもしれませんが、そこをスタートとして、定期的に触ってみましょう。少しの変化に早めに気が付くことができます。閉経前の方は、生理が終わった後、乳房が柔らかくなった時期がお勧めです。


医療機関での検査


自己検診に加えて、定期的な医療機関での検査も重要です。以下の検査方法があります。


  • マンモグラフィー: 乳房をX線で撮影し、異常を検出します。40歳以上の女性は、定期的に受けることが推奨されています。

  • 超音波検査: マンモグラフィーで異常が見つかった場合や自費の検診として行われることが多い検査です。

  • MRI検査: より詳細な検査が必要な場合に行われるほか、自費で無痛乳房検査として行われています。


乳がん死亡率の低減効果が証明されているのはマンモグラフィですが、高濃度乳房(乳腺の濃度が濃く、マンモグラフィで白っぽくうつる人)でわかりにくい人もいるのも事実です。高濃度乳房の方に、どのような検査を併用していくことが望ましいのかは現時点でははっきりしていません。セルフチェックと合わせて、医師と相談の上、他の検査も活用しましょう。



乳がんに関する誤解


乳がんに関しては多くの誤解が存在します。以下に代表的な誤解を挙げます。


  • 40歳前だから大丈夫:検診は40歳からですが、より若い女性でも乳がんになる可能性はあります。若くても自己検診する習慣を身につけましょう。

  • しこりがないから大丈夫: しこりがない場合でも、乳がんの可能性はあります。定期的な検査も重要です。

  • 産後のしこりは大丈夫:妊娠期・授乳期に乳がんになることもあります。授乳しても消えないしこりは、早めに受診しましょう

  • 検診で問題ないと言われたから大丈夫:高濃度乳房のように検診ではわかりにくい方や、検診と検診の間に乳がんができる場合もあります。自分で早めに気が付けるように、乳房を意識した生活を身につけましょう。

  • 家族に乳がんはいないから大丈夫:確かに遺伝的要因はありますが、生活習慣や環境も大きな影響を与えます。遺伝子の変異がなくとも、家族に乳がんがいる方はリスクがあります。

  • 男性だから大丈夫:男性も乳がんになることがあります。しこりを自覚したら、医療機関に相談しましょう。


これらの誤解を解消し、正しい知識を持つことが大切です。



がんを防災する、という考え方

いま、2人は1人にがんに罹患する時代。完全に予防することは難しいからこそ、正しく知り、正しく備えていく必要があります。

神奈川県のがん対策
神奈川県のがん対策

がんは、誰にでも、突然やってくる災害のようなもの。地震に備えるように、がんに関しても防災していきましょう。

がん防災マニュアル



まとめ


乳がんは早期発見が生存率を大きく向上させる病気です。自己検診や定期的な医療機関での検査を通じて、異常を早期に発見することが重要です。自分自身の健康を守るために、今日から始めてみましょう。

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